====== ブルーソーサラー====== ===== 概要 ===== [[ソーサラー]]区分のひとつで、**物理系超能力**系統の能力を持つ。世間的に超能力と呼ばれているもののうち、心理的であるものを除いたものがこれに当たる。但し練気など[[ブラックソーサラー]]と明確に区別し切れない能力も少なくない。ソーサラー区分上ではその者のメインとなる能力で区別されるが、個々が持つ能力に関してはどちらともつかないケースも多い。 一般的には、ブルーソーサラーの方が「防御寄り」あるいは「不思議さ加減が緩い」と思われているが、最終的には「雰囲気」に拠る。明確な差があるとすれば、「物理である」という点と、[[フィーンド]]には殆ど発露しない事が知られる。 能力の度合いについては他のどの系統よりもばらつきが大きく、またメインがブルーソーサラー系でも他系統の能力を併せ持っているケースが多く、その場合は大抵他の1系統と平行して持っている者が大半だが、稀に3つ以上の系統を併せ持つ場合もある。その場合でも主系統の能力に沿ったものを持つ((例えば防御壁を展開する能力と魔導力を相殺する能力、といった具合))。 種族的にはフィーンド以外のどの種族にもよく現れるが、ブルーソーサラー能力のみ、もしくは複合で持っていても特にブルーソーサラーの方が優勢であるのは主に[[ヒューマン]]と[[アンヘル]]、[[クラウンルピス]]である。 ---- ===== 主な能力 ===== 主に物理超能力系の能力。【具現化】して殴る、【防壁】を出して守るなど、エネルギー源が魔導力であることを除けば物理能力である。 ==== 質量作用系 ==== その大半が【具現化】のバリエーションと言える。 === 具現化 === 魔導力を特定の形に形成し、質量を持たせて武器や道具として使用する。 == 具現化兵装 == 具現化の機能を特定の武装に固定したもの。 == 召喚 == 具現化の自律型バリエーション。 === 練気 === 魔導力の塊を投げ付ける。ブラックソーサラーの【発気】に近い。 === 防壁 === 物理的質量を持った壁を形成する。可視・不可視は問わないが、特に能力が高いと「不可視のつもりが何か見える」ことも。 === 反射 === 飛来したものを反射する。物理反射なので魔導力に拠らない物も反射する。弾性のある【防壁】とも考えられる。 ==== 特殊補助系 ==== アンヘルにのみ発露する能力([[デバイス]]によって付与することは可能)。【具現化】のバリエーションと看做されている。 === 虚翼 === 翼状の光を背中に展開し、魔導力の補助を行う。飛行する個体もいるが直接的な作用ではない。 === 力翼 === 【虚翼】に似るが、物理的質量を持った光の翼を展開する。【虚翼】と比べると、補助よりも直接的な動作(飛ぶ際の制御など)を目的としていることが多い。 ==== 空間作用系 ==== === 空間跳躍 === ふたつの座標間を瞬間的に移動する能力。実際には「極めて高速に」「魔導力による制御で」移動する能力の為、間に「何らかの障壁」が存在する場合は能力の強さによる即決勝負となり、【空間跳躍】側が負ければ当然そこで止まってしまう。 === 瞬転 === ふたつの座標間を瞬間的に移動する能力。【空間跳躍】のバリエーションであると思われているが間違いである。「時空を超越して」瞬時に移動する能力の為、間に何があろうと問答無用で飛ぶ。但し制御能力によっては周囲に与える空間湾曲の影響が半端なく深刻である。[[クラウンルピス]]にしか発露しない能力。 === 空間固定 === 【空間跳躍】【召喚】を阻害する能力。なお【瞬転】には無力である。 ==== 妨害・補助系 ==== === 痕跡感知 === 周囲の物質を調べ、魔導力が使われた形跡を感知する。 === 痕跡抹消 === 魔導力が使用された形跡を周囲または特定の物質から抹消する。【痕跡感知】とかち合った場合は能力の高い方が勝つ。 === 防壁看破 === 不可視の【防壁】を察知する。 === 練気阻害 === 【具現化】【練気】を妨害する。