南條ラボ

極東連隊ラボラトリ技術部開発課第5ラボ。室長は南條博忠。人類の未来を担う宇宙艦の開発を唯一担当しているラボであり、何かと融通を強要される傾向のある技術部ラボの中でも特に他所に協力するよりも他所から人を募る方が圧倒的に多い。

技術部¹⁾ラボの多くはデバイスの開発と管理に携わるが、その中でも最も大掛かりかつ個人単位の魔導力に拠らない魔導機関式宇宙艦の開発（と運用）を担当している、他とは一線を画すラボ。実質武装デバイス相当²⁾の機構だが規模が桁違いで、室長の南條が長らく構想していたものを移民計画に合わせて実稼働させたのがラボ設立のきっかけである。

何しろ移民計画は連合宇宙軍にとって人類の今後を賭けた一大プロジェクト故に、人員や資源をかなり優先的に使っている為、一部で煙たがられている。但し事ある度に手伝わされる当の他ラボメンバーは³⁾状況を楽しんでいる節がある。

南條博忠……室長。帝大軍事部2期生。高校時代に出会った芥と意気投合。
芥悠樹……帝大軍事部2期生。高校時代に出会った南條（略）。