九賢
・「世界の調停と再構成を担う9人の賢者」。固定の者が永劫担う訳ではなく、その時代ごとに入れ替わる。 ・稀に複数名がひとつの役割に居座っていることもあったり無かったりする、極々、稀に。・【九賢】の内訳は
- 調停者(碧霞)
- 探索者(藍風)
- 観測者(翠焔)
- 弾劾者(紫雲)
- 贖罪者(白霧)
- 記録者(紅雷)
- 編纂者(燈芽)
- 管理者(銀雪)
- 収束者(蒼暁)
・このうち【調停者】は【L.A.G.A.】において児島卯月であったことが明らかで、また【第27区】の時間軸でも説明によれば代替わりすることなく彼女が務めているとされる。
・【探索者】も【第27区】の時点でイライジャ・ミディム・クロンダイクであるが、「卯月と共に代替わりしていない」ことが明らかにされている。
・それ以外の【九賢】は【第27区】の段階で代替わりをするか所在が不明になっているのが大半である。【観測者】は【第27区】本編直前辺りでシグムント藤森から五條乃恵留に押し付けられたことについて説明がある。
・【弾劾者】は【L.A.G.A.】末期において中央委員会所属の者が務めていた記録があるがその後のことが不明。【記録者】は【L.A.G.A.】時代にとある一族のエージェントが就いていたようだがその後の消息が不明。【編纂者】も以前はイライジャの義姉が務めていたようだが死後誰に渡ったかが不明。【管理者】は【L.A.G.A.】の時点ではとある幻界の王族が担っていたようだが、後継を定めずに世を去り、以後誰の手にあるのか不明。
・【贖罪者】は元よりその名を決して明かされることが無いものであるが、直前の贖罪者はシグムントの身内で、彼によって降ろされたらしいということについてイライジャとノエルが会話をしている。但しどうも、【第27区】において「もうひとりの贖罪者」が存在しているらしい……?(→参考)
・さて【収束者】である。代々必要があるとひょっこりと現れ、その名は必ず「ハル」である――実際【マービィゲイル】の分岐先シナリオにてシオン・アリュートがこのハルの再来として扱われ革命の旗手となる話がある。が、彼は「収束者ではない」。おそらくはまだ、我々の知る世代と場所には現れてないようだが……?
EQT(エーテル準星終端末)
・空(=空間或いは宇宙)に網目や鉄道路線のように魔導力の通過する経路(イライジャ曰く「地脈ならぬ天脈)」を巡らせ、またそこに流れる魔導力を利用するために途中途中に駅のような分岐点が置かれているが、そのうち分岐せずそこで末端となっている位置。尚「エーテル準星終端末」という名称は「イーサークエイザーターミネイタ(Ether Quaser Terminater)」の直訳なので言葉自体は実状にあまり即してない。・魔導力の流れはそこで止まるので、通常の分岐点よりも魔導力溜まりが生じ易く力を利用しやすい反面、利用されないと暴走や固着が発生することがある。
・地脈と異なり基本的には他の世界とも繋がっているものなので、最終的に得られる魔導力は非常に高い。但し引き出し利用するためには相応の才能か技術が必要。天脈機関、というのもとある世界にはあるらしい。
・第1幻界は地脈のマナに乏しい為、自力(=妄想力)ではない魔導力の使い方をする者は大抵この天脈の扱いに長ける。
・【第27区】に天脈およびEQTが存在することに気付いたイライジャはここが「最果て」であり、且つ「端から完全に個で完結していた世界ではなく、意図があって閉じられた世界」と判断する切欠になる。余談だが異世界出身の風の魔術師たるイライジャはEQTからほぼ無尽蔵に魔導力を引っ張り出すことが可能ではある。
・「終端末」ではなく「分岐/通過点」の方はEQS(Ether Quaser Station)。元々はTerminalだったらしいがEQTと区別が付かなくなる為こうなった模様。