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ウイルス

ウイルス

概要

生息幻界第5幻界
平均寿命概念無し
体力
筋力
精神力★★★★★(※本文参照)
適応力
遺伝的優勢度
主なソーサラータイプサーキットランサー

関連項目

詳細

種族名のひとつとして数えられているが、他の種族とは根本的に質の異なるものである。

しくみ

第5幻界、通称「数次幻界」と呼ばれる世界があり、ここの住民たちは全て電脳的なデータで構成されている。データそのものが自我や意思を持って動いているものと考えてよく、そも幻界の仕組みそのものが、他の幻界とは異なる。

ところでこの第5幻界の数列達は、何故か第1幻界など他の幻界に姿を見せるときは便宜上ヒューマンの姿を取る1)ことが知られている(その姿すらデータで作り上げた虚構の姿である)。実体を伴ってはいる2)が、サーキットランサー以外の能力の影響を受けない、交配が不可能である、など確実に“生き物離れ”した要素を持つ。

彼らの存在の概念は、後に第1幻界を脅かし、ヒューマン達を地球から追い出すに至った【増えるもの(魔導古語で「メーヴェ」)】によく似ている。

増えるもの】は、ヒトにもコンピュータにも寄生し、増殖、感染して行く新手の“ウイルス”である。いつごろどのようにして生じたのかは詳細が不明であるが、とあるハッカーが第5幻界の民に着想を得て作ったらしい、という説が有力。ウイルス(第5幻界民の方)らはこの【増えるもの】に対し、己のプライドを持って対抗し、移民作戦において多大な貢献をした。その後も移民先でヒューマンらと共に細々と暮らしている。

存在そのものがサーキットランサー能力の塊のようなものであるため、全員が必ずサーキットランサーとしての能力を持つが、そもそも通常のヒトではなく、それ以外の能力を持つことはない。勿論、サーキットランサーとしてはトップクラスのヒューマンを優に凌駕する。もっとも彼らのこの性質をそもそも精神力として捉えてよいかどうかは判断の分かれるところである。

命名

【ウイルス】という通称は、ヒューマンが彼らひとりひとりを呼ぶ際に便宜上何らかの名称が必要だった為、第1幻界でコンピュータを慌てふためかせた“ウイルス”の名を与えた事に由来する(紛らわしい)。何しろ、彼らの本名は11001011011010110100101110…といったもので、ヒューマンにこれを覚えるのは無理な話であった。もっとも当のウィルス達は幸いこれらの呼び名を気に入っているようで、今日では定着している。

分布

元第5幻界の住民は100%ウイルスであるが、絶対数は多くない。中には第1幻界や他の幻界が気に入り居ついた者も僅かながらいる3)。何れにせよ、あまりに特異であるが故に種族として確立はしてるが、数の上では希少種である。

他種族からの変容

稀に自らをデータ化してウイルス化する個体がいる4)。区分上は元々の種族として扱うが、性質は完全にウイルスのそれ――電脳空間に住み、【具現化】の身体を生成する。

1)
稀にそれ以外の姿を取る者もいる
2)
【具現化】能力で出現した武装に近い性質と言える
3)
その際も大抵普段は電脳領域に棲みついており、必要に応じて【具現化】する
4)
代表的なところで鴻上数
ウイルス.txt · 最終更新: 2022/04/07 03:24 by nozomi

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