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近畿地方の独立自治区・沙渓市の最高弁務官。弁務官になる前はランサーズにいたり人事部にいたりとそれなりに肝となる任務に多数携わって来た。

連合宇宙軍への反発が激しい沙渓市に有能な幹部士官を弁務官として配置するという動きに伴い、元々沙渓市出身でもある彼女が最高弁務官として就任したまでは良かったが、共に任務にあたる高等弁務官が半年間で8名脱落¹⁾するという状況から半ば「死神」呼ばわりされている。

愛称みやびん（アクセントは「や」）。外見と立ち位置に反して部下や市民からこの渾名で呼ばれることに一切の抵抗は無いらしい。

多少のことでは一切動じず、必要があれば非情な判断も辞さない姿勢から「鋼の弁務官」と称される。実際高等弁務官が次々脱落するような状況でも眉一つ動かさずにその場で最善と思われる決断を易々と下すが、実のところ任務上の判断に私情を挟まないことを徹底しているだけで性根は情に篤く、協力的な市民や部下には寧ろ寛容な態度と強い責任感を見せることもある。

威圧感の補助として派手目の髪型と化粧にしているが、素の方が美人らしいという専らの噂。左目の下に泣きぼくろがある。

強力無比な【威圧】とその他幾許かのパープルソーサラー能力を持つ。それ以外の目立った能力は無いが、並の人間がみやびんの【威圧】に抗い行動を起こすことは極めて困難である。