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パープルソーサラー

概要

ソーサラー区分のひとつ。精神系超能力系の能力を持つ。念話や予知など、物理的な作用を持たないものはこの区分。また、補助的な能力の大半1)もここに含まれる。

殆どの能力が具体的に目に見えないものばかりである為、主系統がパープルソーサラーである場合は隠れソーサラーの率が高く、強力な能力を有する者の大半は補助的にこの系統の能力を持っているケースが主である。つまりパープルソーサラーの能力だけで特Aクラス認定されている者は極めて稀。とはいえ、能力が見えないということは本人の意図に拠らず周囲に影響を及ぼしているということでもある2)。そういう意味では誰しもが――そもそもソーサラーですらなくても極僅かに持ち得る能力である。

前述の通り精神力があれば誰にでも存在し得る系統であるので、ヒトの概念から逸脱しているウイルスを除けばほぼ全ての種族に発現するが、ヒューマンと一部のフィーンド以外で主系統となるケースは稀。


主な能力

補助系

増幅

ソーサラー能力を増幅する。付与は出来ないし、ソーサラー能力以外(例えばスーパーストレンジ能力)は増幅できない。

幸運

何となく運が良い。

強運

幸運のバリエーション。物凄く運が良い。絶望的な状況も何故か運良く回避する。

悪運

幸運のバリエーション。何故か周囲の不運を引きつける。但しどれだけ酷い目に遭っても致命傷は免れる。

妨害系

遮蔽

自らを対象・効果範囲とする魔導力(攻撃・補助に拘らず)を遮断する。但し出力で相手に負ければ破られる。また味方が掛ける補助も遮断してしまう。

阻害

魔導力の発動を抑止する。【拘地】と異なり個人を対象とする。

威圧

精神的に威圧感を与え思考や行動を制限する。受ける側の抵抗は精神力に依存。

隠匿

自らが持つ魔導力を隠す。

隠匿看破

【隠匿】で隠されている能力を察知する。実際にどの程度察知できるかは【隠匿】側との出力勝負。

人払い

一定の領域に人を寄せ付けないようにする。

特殊系

探索

物品や人物、魔導力などを見付ける。

念話

口に出さず言葉を伝える。基本的に一方的に伝える能力で、セットで【読心】を持つか相手も【念話】持ちで無い限りレスポンスは期待できない。

読心

他者の思考を読み取る。読み取られる側の能力により、思考だだ漏れのこともあれば【遮蔽】や【読心阻止】で阻止されることもある。

読心阻止

対象を【読心】に限定された【遮蔽】。

1)
一部のソーサラーは能力を阻害したり隠したりすることができる
2)
時折いる、何故かいつもいつも不運な目に遭う者、どことなく近寄り難い雰囲気を持っている者、etc…そういった者はパープルソーサラー能力の片鱗を発揮している