ソーサラー区分のひとつで、身体能力増幅系の能力を使う。元々身体能力が規格外のスーパーストレンジと異なり、魔導力を使わない限りその能力が発露することは無い1)。
魔導力の作用する仕組自体はパープルソーサラーに近いとされているが、対象は基本的に(一部の例外を除き)使用者本人に限定される。
能力の対象がほぼ本人や同系統者に限られ、また他の能力を複合的に持つことも稀2)な為、対外的な脅威にはなり難いと看做されておりソーサラーとしては格下に扱われる。通常は独立自治区に住むが、警戒や監視の対象にはなり難く、所謂特Aクラスソーサラー扱いになることはまず無い。
主にヒューマン(特にAR系)がこの能力を持ち易いとされている。フォーヴにもそれなりに現れるようだが、種族総スーパーストレンジとも言うべき素の筋力の高さ故に見逃されていることも多い。
身体能力を付加若しくは増幅する。使用者独自の能力を持っている場合も多く、系統化は極基本的な能力に限られている。
腕の筋力を上昇させる。腕力と記述しているが、上昇するのが脚力でも最終的に上がるのが攻撃力の場合は基本この呼称を用いる。
脚の筋力を上昇させて機動力を上げる。
感覚(主に聴力)を研ぎ澄ませて物音や気配を察知し易くする。
身体のダメージ耐性(物理)が上がる。
生命活動を極力抑えて体力の温存や潜伏、若しくは他の活動を抑えてその分を特定箇所の活動に注力させる。
動体視力が上がる。大抵のものが「まるで遅くなったように」見えるらしい。
通常の限界を超えた活動を可能にする。多用は禁物。
対象の(レッドソーサラー能力に因る)強化を抑止する。本来はパープルソーサラーの能力。
気を放つ(物理)。極まった格闘家などが放つ所謂【気功】の類だが、魔導力でずるをして出すのでここに含まれている。