第10幻界

概要

AR系ヒューマンと呼ばれる特異なヒューマンの住む幻界。主星ARと周辺惑星・衛星から成る文化圏で、文明そのものは第1・第11幻界と同程度かそれ以上には進んでいるがAR星系人の特異性故に科学よりも魔導が優勢である。

独立自治幻界ではなく、中央委員会管理直下にある。管轄はウェル・ボーン。連合宇宙軍からも特務弁務官を派遣して情報の疎通を常に図っている。

主星ARを統べているグランデール帝国とその周辺の小国による特殊な共和制を取っているが、完全な一枚板ではなくしばしば内乱に近いことが起きる（但し大抵は圧倒的な軍事力と情報力をもって未遂で鎮圧される）。

グランデールおよび周辺諸国による共和組織における軍階級について。遠い昔に機械の竜を駆っていた名残で、竜騎士や戦車兵、工兵を表した階級が多く残っている。

尚、キャロル・ビットは近衛竜騎衛長である。

基礎魔導力が第1幻界のヒューマンのそれよりも高く、能力系統も満遍なく現れるので、、日常の生活でも、また軍事においても魔導力の活用は当たり前のものとなっている。全般的に制御力の高い個体が多く、暴走することは極めて稀。