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ブルージャケット第10部隊グレイシア隊長。帝都大学軍事部3期生。中学時代はバスケットボール部の選手であったが、事故に巻き込まれた少女を助けた際に負傷、右脚が魔導義肢（＝デバイス）装備となった為スポーツの道を諦め以後漠然と過ごす。しかし高校2年次に参加したインビテーショナルにて他校の生徒と交流を得、自分にできる最大限のことを模索する為に「取り敢えず4年掛けて考える」という目的で帝都大軍事部に入り、以降は体力と魔導力を活かしたランサーの道を志すようになる。卒業研究にて堀江今日持率いるB班のメンバーとして結果を出せたこともその大きな後押しとなっている。

快活で豪快、時に怠惰で粗忽な、余り物事を深く考えないタイプ。かなりがさつで、しばしば浅慮と不躾を指摘される。今でこそ明朗でざっくばらんな印象だが、昔はもっと剣呑で気短な性格だった為、以前の彼しか知らない者が現在の彼に会うと随分丸くなったなと感じるらしい。大学在学時から徐々に他者への許容性と広い視野を持つようになり、現在は部下の信頼も篤いよき隊長となっている。

高校時代前半で酷く燻っていたことを悔いている為、かつての自分のようにやるべきことを模索せず諦念と共に生きている者を嫌う、若しくは嗾ける傾向が非常に強い（出会った当初の鮫島暦にもそういう印象を抱いていた節がある）。

【阻害】【威圧】を軸としたパープルソーサラー。然程強力ではない。それとは別に体力面（持久力）に関して大変優れたものを持っている。但し稀に魔導義肢の扱いに失敗して派手に転倒することもある。