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サーキットランサー

概要

ソーサラー区分のひとつで、電算機に直接干渉する能力。元々はブルーソーサラーの一系統とされていた。その為双方の能力を併せ持つ者も多い1)

高位の能力者では機器に直接触れることなく干渉できる他、意識ごと電脳空間に入り込んで行動を行う場合もある。電脳空間で致命傷に当たる損害を受けると肉体の方にも悪影響が生じかねない為、電脳空間で戦闘を行う者は危急の際に電脳空間から強制的に切り離す為の装置を使用するか、そういった攻撃から身を守る術を習得している。

特にヒューマンに集中して発生する能力。とりわけ元々コンピュータ関連の高度技能を持つ者に発露し易い為、系統的に近いとされているブルーソーサラーが得意系統にシフトしたものという認識が根強いが、ブルーソーサラーが多発するアンヘルクラウンルピスには何故か殆ど出ない(全く出ない訳では無い)。
ウイルスは存在自体がこの能力の塊のようなものである為、例外なくサーキットランサーである。


主な能力

電算機・プログラム・電脳空間へのアクセスを行う能力であり、各々が必要とする方向に特化している場合が多い。その為複数の能力を内包する複合型や特定の領域制御に特化した一点突破型の独自能力を持つ者もいる。

前提能力

ジャックイン

電脳空間への干渉に必要な基礎必須能力。とても微弱な不随意型2)・実処理補強型3)でない限りはこの能力を持つ。

干渉系

短絡

回路をショートさせる。

負荷

処理に負荷を掛けて遅延させる。

書き換え

データの改竄を行う。

電源供給抑止

特定領域の電源の供給を断つ。

初期化

対象のデータを抹消する。

対応系

短絡阻止

短絡を防止する。

検閲

挙動の怪しいウィルス4)を隔離する。

ウィルス看破

ウィルスの挙動を察知する。

プロテクト

指定領域の書き換えや制御を抑止する。

1)
但しそもそもサーキットランサーの発生率が低いアンヘルでは非常に稀
2)
能力の発動が本人の意思に拠らない
3)
手動操作による情報処理の補強にのみ能力を用いる
4)
種族としてのウィルスではない。尚、好ましくない挙動をするプログラム全般を含む