生息幻界 | 第11幻界ほか |
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平均寿命 | 100~300歳程度(個々の細分種族による) |
体力 | ★~★★★ |
筋力 | ★~★★★ |
精神力 | ★★★~★★★★★ |
適応力 | ★★ |
遺伝的優勢度 | あまり高くない(細分種族による) |
主なソーサラータイプ | ブラックソーサラー、パープルソーサラー |
一言で言えば魔族。しかしその内容は大別すれば魔族と呼ばれるが個々の特徴は異なる各種族を全て包括したものである。 フィーンドというのは種族名として適切ではない、とする説があり、現在でも根強く指摘されている。しかし、フィーンドを細分種族に従って分けるとあまりに種族の数が増えてしまう為、ヒューマンだらけの各幻界の研究者たちは「もうよく判らない連中は便宜上全部フィーンドでいいよ」と述べたという実しやかな説が(中略)
様々な種族を便宜上一言で纏めただけにすぎず、他のどの種族よりもその内容が多岐に亘る。ひとつの種族の中に細分された種族があるのは当たり前なのだが、フィーンドのそれはヒューマンやフォーヴが住む地域により体質や外見に多少の差を生じるのとは訳が違い、能力から体質から、あるいはそもそも生物学的な面で最早異なる種族と言ってよい者たちがひとまとめにされている。個体数がそれほど多くない割に種族数が極端に増えるのと、区別が曖昧な細分種族同士を何を基準に分けるべきかに大いに悩んだ結果である。中には極めてヒューマンやフォーヴに近しい種族も、ヒトであるかどうかすら怪しい種族もいる。前者は当然混血が可能だが、遺伝的にそれほど優位ではない。
ヒューマンに近いところで堕天族や吸魂族など、フォーヴに近いところでは亜竜族などが存在。なお、極めて特殊で局地的かつ他の種族と近しいものはそちらに含めることが推奨されている1)。実際の区分は概ね種族キーが基準になっている2)。
ひとまとめにするべき根拠が全く無い訳でもない。彼らは程度に差はあるが一様に高い魔導力を有する。低い方の種族でも並のヒューマンとは比較にならない程。また、第1幻界には殆ど3)生息していないこと、何故かブルーソーサラーが稀にしか4)発生しないことなどの特徴もある。
第11幻界を中心に、第6幻界、第9幻界、第10幻界でも散見され、各幻界で細分種族の生息傾向の差も見られる。
ヒューマン近似種族では資質的に寧ろアンヘルに近いといえるが、それでいて何故かブルーソーサラーがまるで出てこない5)という現象については全く解明されていない。
細分種族により様々だが、ヒューマンに近い種族では見た目上の区別は付き難い。しかし髪や瞳の色が常識はずれであるケースは特に多い。特に魔導力の高い種族では耳が尖っていることも。
フォーヴに近い種族だと角や翼を持っていることもある。
高位の種族では独特の貴族的な文化を有する。旧世代のヒューマンの上流階級の如くに振舞うが、他種族を格下に見る習慣がなく、自身らの能力への絶対的自信もあり、特にノブリス・オブリージュの徹底が見られる。
ヒューマンに近い種族では概ねヒューマンやアンヘルの文化と大差ない。但し長命かつ高貴故に根本的に価値観がヒューマンとずれている部分がある。物理的に脆弱なこともあり、主に精神面を重んじる傾向が強い。