生息幻界 | 第11幻界1) |
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平均寿命 | 概念未定 |
体力 | ★ |
筋力 | ★ |
精神力 | ★★★★ |
適応力 | ★ |
遺伝的優勢度 | 概念無し |
主なソーサラータイプ | サーキットランサー |
【緋鯨(ロートヴァール)】と呼ばれる、フォーヴとウイルスの特性を併せ持つ種族。元々非常に希少な種族である。
種族としての本来の姿は赤い鯨のような水棲生物であるが、電脳空間への干渉能力が非常に高く、自身をデータ化して電脳空間に留まることが出来る。但し自身の情報のすべてをもってジャックインすることは容量と安全性の観点からあまり為されず、サーキットランサーが電脳空間にアクセスする時のように自我や生存に関わる情報をある程度置き去りにするのが普通。その為分類上ではフォーヴと看做される。シンプルな言い方をすれば「赤い鯨の姿をしたサーキットランサー」である。
極一部に自身の情報を全て電脳化して第5幻界を拠点にしていた個体もいるが数の上では稀で、ウイルスと区別できなくなっている2)。
第11幻界の海洋や河川に住んでいた一族が水質の変化などから減少の一途を辿っていた為、ラボラトリ医療部が種の保存を試みるが、生物としては絶滅した。但し電脳能力の高さ故に多くの個体を情報として保持することが出来、以後は連合宇宙軍のネットワーク内に棲みついている。
鯨のような外観で体表の上側が赤い。生物学的にも鯨に近しいが、サイズの多様性が極端。最も小さい方の個体では掌サイズだが、最大級の個体は体長数十メートルに達する。どうやら保持している情報が多い程大型の個体になる傾向があったようだが、生物学的に絶滅した今となってはこれ以上の検証は出来ず、直接対話をした個体の大まかな傾向でしかない。
知能もヒューマン同等のものを持つが、ヒトの上肢や指にあたるものを持たない為、あらゆる行動を電脳上で行う傾向が高い。
連合宇宙軍が接触する以前の文化があまり外部資料として残っていない。自身を電脳化する種族の為、各々の情報記録という形で文化や歴史が記されていた模様。