姜 泰明
プロファイル
きょう・たいめい (Taiming Jiang) | |
生年月日 | 2011年5月1日(本編開始時29歳) |
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血液型 | B型 |
身長 | 178cm |
体重 | 65kg |
種族 | ヒューマン |
ソーサラータイプ | サーキットランサー(万能型) |
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「あの」帝都大学軍事部の1期生。あの、と揶揄される原因の半分ぐらいは泰明(の性格と戦略)にある(残りの概ねは綱紀と美樹弥)。
彼が極東連隊長官の座に据えられたのは裏で美樹弥の暗躍があったからであるが、そもそも軍属扱いとなった高校時代から高い能力と戦略眼を評価されており、新設された帝都大学軍事部に入学。しかし泰明自身のひねくれた性格が浮き彫りになった所為か、一般的なエリートコースからはかなり脱線した。幸い(?)七領市は毎日が危険な任務に満ちており、旧上層部の連中には真似のできない現場レベルの任務で「真面目な」上層部連中からの信頼を取り付け、彼を短期間で上層部に肉薄する地位へ底上げした。以後、仕事をしない上官は徐々に排除され、現在の上層部は半ば強引ではあるが正常に機能しつつある。
後の移民時には魔導機関戦艦ゴーイングアストレイの艦長として殿を務め、市民や宇宙軍隊員を護衛する要として活躍、火星統一政府で宇宙軍総統兼政府元首に推されその任に就く。以降も常に現場に居続ける行動力、曲者揃いの部下達を纏め上げる統率力は一貫して評価され続けた。
人物像
左目はかつて八須田綱紀との大喧嘩の末損傷、失明。入れてきた義眼はかつて綱紀が忌み嫌って自ら抉り出した左目と同じ緑の瞳という嫌味っ振り。ある種のデバイスであり、白目の部分は金属剥き出し。
7人兄弟の長子。両親とは早期に死別している為、姜家の父親役兼稼ぎ頭として奮闘していた所為か極めて自立心が強くシビア。但し本人に自覚はないが意外と肉親や部下には甘い(特に三男の采明には)。もっとも、普段あまり接触する機会がない女兄弟と四男には表面上の底意地悪い性格が嫌われているので泰明自身も半ば放置している。非常に打たれ強いので肉親や部下に散々な扱いをされていても堪えない(曲者揃いの連合宇宙軍を束ねるに当たっては多少の事では凹んでいられないのだろうが)。
衣食住に拘りが無く、オフの日も制服着っぱなし、食べ物も悪食ではないが食べられれば文句言わないタイプ。高い地位を持ってはいるが、本質的に苦労人の為生活はかなり質素で庶民臭いところがある。しばしば安飯を食らっている現場を市民に目撃されては七領市・連合宇宙軍板に様子が書き込まれたりしている(或いはそういう部分があるのであの性格でも市民に好かれているという背景もある)。
性格の補足
ある種前向きなのかシビアなのかちょっと良く判らないところがあります。未来に夢も希望もない、という意味合いで「未来が無い」と言われたときの返答「馬鹿を言うな、我々には未来“しかない”のだ」という迷言を吐いた猛者でもあります。これは「過去は不可逆、現在は刹那、我々に変え得るのは未来のみである」という諦念と前向きさの折半のような物言いで、つまり「俺たちはそれを望むか否かに拘らず、未来を切り開かなくてはならない」という意味です。これをさらっと(日頃そう思っているが故に)言えるとんでもない強メンタルのカリスマです。
能力
サーキットランサーとしては極めて強力だが、他系統の能力を一切持たない。情報操作と戦略のみで現在の地位を築いた感アリ。初期から積極的に自身の苦手分野をフォローする幕僚を集めていたことも含め、自信家ではあるが己の出来る事をよく把握しており、大局観に優れた人物でもある。