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姜長官府の長官秘書（という名の雑用係）。

元レッドジャケット、後に敦賀ラボ、ランサーズを経て長官府の秘書となる。姜泰明直々の指名であったという。RJ解散後の諸々にあって、軍内の立場を高める為に軍に残った。RJ解散時は大尉、長官府所属時に特務大尉。移民時は泰明が艦長を務めたゴーイングアストレイの艦長副官として常務。

愛称まつりん。眼鏡を掛けて髪を左右に分けて結んだ小柄な女性。しばしば広島弁で喋る。非常に大雑把で適当に見える性格だが本来は歳相応の思慮深さを持ち、他者との距離感を重んずる傾向が強い。極めて能天気で、無神経なようで空気を読む性分はレッドジャケット時代に培われたと思われる。

かつてレッドジャケットが存在していた頃、帝都大1期生の甲斐恩という人物が居た。彼は元々レッドジャケットで黛公子らと共に陣頭指揮を執っていたがホワイトジャケットに異動となり、その後大規模な作戦にレッドジャケットと共に派遣されたが、このとき一部の連中が画策した裏切りにより作戦は失敗、甲斐とその部下たちが巻き添えを食ってかなり悲惨な死に方をした（レッドジャケットは化野の防壁、そして斉木尚の幸運と忌寸潤の予知に救われたが）。この作戦における最終的な犠牲は実に酷いものだったという。この件は少なからず彼女の精神面を変えた。同じように災厄を経て強くなった性格のキャラは何人かいるが、中でも彼女は「誰かひとり、常にバカをやっている奴がいないと皆が精神的にくたびれてしまう」という緻密な計算高さでそのキャラを演じる強かさを実は持っている。

見た目が極端に童顔なのと、潜在魔導力の現れである青い瞳からアンヘルなんじゃないかとかAR系ヒューマンじゃないのかなどとと噂されるがれっきとしたヒューマンである。

どちらかと言えばブルーソーサラーとしての資質の方が目立つ。泰明の秘書である為行使の機会が少なく、あまりサーキットランサーとしての活動の場はない。但し能力は決して低くはない（どころか極東連隊ではトップクラスに近い）。サーキットランサーとしてもブルーソーサラーとしても、かなり防御に特化した能力。